2012年2月9日木曜日

自転車

みなさん、自転車には普段乗っていますか??

今は移動手段としてだけではなく、「健康のため」「環境のため」などいろいろな理由で
利用している人が多いと思います。そんな自転車、アフリカでは命を救う手段にもなって
いるのです。


・・・と書くと、ちょっと大げさなようですが、あの広大なアフリカの地で「移動する」
ことは生活の中でも大きなこと。何もなければてくてくとおしゃべりをしながら歩くの
ですが、重い荷物をいくつも運んだり、急病人を助けるために連絡をしたり本人を病院に
連れて行ったり・・そうしたときに、距離が大きな問題になります。

そんな問題を解決しようと、ザンビアで立ち上がったのが、この自転車メーカー!
竹でできた自転車なのです。評判はいろいろですが、なんとこのたび日本にも上陸したとか!

乗り心地や装備、耐用性はどうなのでしょう。気になりますね!

■ZAMBIKES
http://www.zambikes.jp/


ところで、ウガンダでもやはり自転車の重要性は認識されていました。
ジョイセフというNGO団体は、ウガンダである女性の一言を聞いたところから、
自転車を送る活動を始めたといいます。保健医療サービスや啓発活動が中心だったのが、
「自転車一台で多くの人の命が助かる」という女性の訴えで、診療所への移動手段の確保も
活動の一つに加わったそうです。

■JOICEF
http://www.joicfp.or.jp/jp/recyclebicycle/ウガンダ/

私たちにとって身近な自転車も、アフリカでは様々な意味やバックグラウンドをもった
大事な道具として使われているのですね!



yamazaki





2012年1月27日金曜日

「リテラシー」から考える教育支援

Literacy : the ability to read and write [Oxford Dictionary]

リテラシー、という言葉をご存知でしょうか。
「読み書きできる能力」を指し、「識字」と訳されています。
(ただ、今は言語のみにとどまらず「コンピューターリテラシー」「メディアリテラシー」といった、ある分野に関する知識を持ち、活用できる力という意味合いで使われることもあります。)

識字問題は、「途上国」の教育について真っ先に挙げられる課題です。「識字率」、つまり「読み書きできる人が人口に対してどれくらいいるのか」という指標は研究や調査ではとてもよく使われています。

さて、その識字率。ウガンダは、現在73%*1です約3割の人たちは読んだり書いたりすることができません。割合だけで考えると、関東地方(栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、神奈川、東京)のうち東京の人たちが全員読み書きできない、というイメージです(・・・伝わるでしょうか??)。

読み書きできないことの問題は、コミュニケーションの選択肢が狭まる以外に、「標識が読めない」「薬のラベルが読めない」といった生活に密着することも挙げられます。さらに、大人の読み書き問題は選挙権の行使、という政治的な課題にもつながります。実際、昨年7月に独立した南スーダンの住民投票には、賛成・反対それぞれのシンボルが作られ、そのどちらかに投票用紙を入れる、という方法がとられました*2。教育の問題が、日々の生活に複雑に絡まっていることは容易に想像できます。

これは途上国に限らず私たち自身も理解できることだと思います。たとえば英語を読んだり書いたりできなかったら、英語圏で生活することはかなり難しいでしょう。病気になったらきちんと病状を伝えられるかと考えると、簡単にできるとは思えません。。それで薬の飲み方を間違えてしまったら・・・なんて考えると不安です!

しかし、途上国では深刻です。自分たちの住む地域でこの状況が起きているのです。でもだからといって、「学校をつくればいい」「教科書を送ろう」といった教育課題への支援を最優先にすることだけで課題が全て解決するとは言えません。読み書きなんてできなくても生きていけるからいい、と思う人もいるかもしれません。でも、少なくとも、子どもでも大人でも教育を受ける機会が増えることで、生きるうえでの選択肢が増えることにつながっていくのではないかと思います。

選択することは人それぞれの自由です。でも、その選択肢が増え、自分で選べるという状況を作ること自体には意義があると思っています。教育支援するということは、単に「読み書きできたほうがいいから!」というのではなく、そこから広がる世界を共有する、という視点も含まれるのだと考えています。


yamazaki



*1 World Bank Database http://data.worldbank.org/country/uganda
*2 http://www.pko.go.jp/PKO_J/data/other/pdf/sudan2011/03.pdf

2012年1月18日水曜日

卒業しました!

今日、ウガンダ・グルのネットカフェから嬉しいメールと写真が届きました!




NESTの第1期奨学生、ナンシーが大学を卒業しました。

「ひとりの子どもを、できれば大学卒業まで見守る」という
NESTを設立したときの思いを、ナンシーは見事に受け取ってくれました。

お金がなくて高校に行けなかったナンシーですが
日本のみなさんの支援で、進学することができ、そのあともこつこつ勉強して
大学入学、そして卒業まで果たすことができました。

支援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

これからも、この家庭的な奨学金制度を続けていくつもりです。
大変な状況にある子どもたちの未来を一緒につくっていけたら、と思っています。


ナンシー、おめでとう!

sakuragi


2012年1月12日木曜日

ウガンダシンボル




ロンドンを旅行されたことのある方なら、トラファルガー広場 Trafalgar squareは
必ず訪れているのではないでしょうか。その近くにある海軍門 Admiralty Arch、こちらもバッキンガム宮殿 Backingam Palaceに続く道の入り口ということで、通ったことのある方は多いと思います。


その門の脇に、実はウガンダ高等弁務団事務所 Uganda High Commisionがあります。
(赤いバスが通り過ぎようとしている建物です。てっぺんにある3本の国旗、その一番右端がウガンダなのです)

なんて良いところに!


こちらがその入り口。




ウガンダ国旗の中央に描かれている鳥が堂々と掲げられています。
この鳥は、「カンムリヅル」。古くからこの地域で愛されていた鳥で、しかもどの王国のシンボルにもなったことがないという中立性から、1962年独立時の新しいシンボルとして選ばれたそうです。

NESTが活動の中心としているグルという地域には「アチョリ王国」の王様がいらっしゃいます。その王様も、このカンムリヅルを代々愛でてきたのでしょうか。

とても凛としたかっこいい鳥です。


yamazaki



info: http://www.abysse.co.jp/world/flag/africa/uganda.html


2012年1月8日日曜日

staff自己紹介

こんにちは、初めまして。

NESTスタッフの仲間入りをさせていただいている山崎瑛莉と申します。
ブログ更新を含め、活動に参加しておりますので、突然ではありますが
ご挨拶申し上げます!

現在、上智大学大学院教育学専攻の博士課程に所属しております。
研究内容はアフリカに関する開発教育・教育開発。
日本の教育でアフリカ各国についてどのように、何を学んだらよいのか?
ということと、アフリカの国々の教育の実態とは?ということを合わせて
研究しています。
現在はイギリス:スコットランドのエジンバラ大学に1年間の留学中です。

2009年にウガンダを訪れ、NEST活動の現地スタッフや奨学生ともお会い
してきました。やはり実際に話をするということはとても大切で、NEST
を通して何ができるかということを具体的に考えられるようになりました。

ここでは、NESTの活動報告はもちろん、アフリカに関する情報をざっく
ばらんに発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!


山崎瑛莉




2012年1月1日日曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

昨年は日本にとって厳しい1年となりました。
改めまして、東日本大震災を初め災害によって被害を受けた関係の皆様に
心よりお見舞い申し上げます。

そのような中でNESTの活動に対してのご支援も賜り、スタッフ一同、
そしてウガンダの奨学生一同、心より感謝しております。
ありがとうございました。

2012年、新たな年は多くの方々にとって喜びにあふれる1年となりますように。


NESTも気持ちを新たに活動してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。



2012年1月
NESTスタッフ 拝





2011年5月29日日曜日

Get a future! 卒業生誕生!!

ウガンダのNESTパートナー、エマニュエルから嬉しい知らせが届きました!

奨学生第1号のナンシーが、みごと大学を卒業することになったのです。
彼女は現在24歳。3歳の娘を持つお母さんです。

NESTに出会う前の彼女は、カンパラ(ウガンダ首都)に出て来たときに
大量の車を見ただけでしがみついてくるほど怯えていました。
それが、家庭を持ちながら学校に戻り、大学を卒業するまでにたくましくなるなんて。

NESTでは大学入学までの資金を奨学金として出しています。
大学入学を果たした後は、それぞれが自分の力で進んでいくのですが、
ナンシーはまさにそのお手本。
成績優秀で政府の奨学金を得て学び続け、ついに学位を取得するのです。

元紛争地域で孤児として育ち、決して余裕のある生活をしていたわけではないナンシー。
それでも、自分の力でしあわせをつかみ取ろうと努力してきた姿は、
まさに「別の生き方の可能性」を体現していると思います。

本当に頼もしく、嬉しい。

以下、エマニュエルからの喜びに満ちたメール(抜粋)です。
皆さまの支援に心より感謝しております。

***

Aber!

Good news for our fruits!
Nancy completes her studies and will graduate from University!

We need big party as NEST because it's an achievement for all supporters of NEST!

I am glad they now. You made get a future!
Thanks to all supporters!

Emma

アベー!

良い知らせがあるんだ!
ナンシーが今年課程を修了して、大学を卒業することになるよ!
NESTとして大きなパーティーを開かないとね。
NESTのすべてのサポーターで達成したことなんだから。

本当に嬉しいよ。未来を創ったんだ!
サポーターの皆さんに感謝しているよ!

エマ

***

これからも、
NESTはアフリカの子どもたちが未来を創るためのお手伝いをしていきたいと思います。

まずはナンシーに、そしてサポーターの皆さんに、乾杯!

NEST